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LEATHER ITALIAN イタリアンレザー クラシカルな雰囲気を漂わせたり、重厚感を生み出したりと自在な雰囲気を持ちます。 部位としては牛革の中でも平均的に厚めの成牛の肩の部分を使っております。トラと呼ばれる首のシワや血筋が若干見られますが、それを隠す為のクローム鞣しでの顔料仕上げはせず、植物性タンニンで鞣し、自然の風合いを残した仕上げを施してあります。繊維密度が高いのでコシが強く丈夫でイタリアらいい上品な革です。 しっとりとした手触りの素材は使い込むにつれて艶と透明感が増し、色が深くなり、独特の味が出てきます。自然な暖かみがある反面、多少のキズは避けられない他、濡れるとシミになりやすいという大変デリケートな素材ではありますが、それもこの革の革味として経年変化をお楽しみいただければと思います。 技術だけでなく、布の染め物と同様に、気候風土と水の硬軟などにも由来するものですが、例え同じ手法を正確に用いても、日本で再現する事は難しいと言われています。 OIL オイルドレザー なめし後にオイル入れ(加脂)するのは普通ですが、オイルドレザーの場合、これに回転式ドラムなどを使ってオイルドアップされています。 素朴な風合いとしっとりとした手触りが特徴で、雨にも傷にも強いタフな素材 です。「雨に強い」「傷が入っても指などで擦ることで大概は消すことが出来る」「使うほどにオイルが繊維に深く染み込んで風合いと光沢が増す」などの特色もあげられます。 CORDVAN コードバン 馬のお尻の革は緻密で堅牢。全体に柔らかい馬革ですが、お尻部分だけはまるで違う生き物のように繊維は緻密で硬い組織になっており、牛革の3倍高い密度です。「シェル層」と呼ばれる超高密度繊維の部分をタンニンなめし、天然油脂と染色を加え、ゆっくりと時間をかけて光沢仕上げした革がコードバンです。 伝統的なアニリン染め(水染め)による染色方法と、張り感のある自然の風合いを残したマットな仕上げが特徴です。非常になめらかでしっとりとした質感、時間と共に奥行きを感じさせる透明感のある光沢を見せるのが大きな魅力です。 別名「キングオブレザー」、「革のダイヤモンド」とも呼ばれ、独特の光沢感と重厚な質感はその名にふさわしいものです。 馬革の供給は世界的に不足しているうえ、コードバンは全体の約1割しか採れないため希少な皮革材料といえます。シミや、汚れ、傷などにも強く、非常に長期にわたって使用し続けることが出来ます。また、使えば使うほど独特の光沢がでて味わい深くなります。 SADDLE サドルレザー もともと馬の鞍などの馬具をつくるための牛革のことを指します。強靭な革の為、全天候で使用される馬の鞍(サドル)に使われたのが名前の由来です。現在ではタンニンなめしをした肉厚で堅牢な牛革にオイルや蝋などを塗りこんだものの総称となっています。正確に言うとヌメ革(素仕上げの革)などの総称でファッション用語の1つとされています。 SHRINK シュリンクレザー 銀面に細かいシワ加工が入った革で、揉み革、ボーデッドレザーともいます。シワによる枯れ木のような渋さが魅力です。多くはその名の通り、銀面をシュリンク(収縮)させてシワを出しています。 現在ではドラム回しの際に薬品や熱を加え、短時間にシュリンクさせる方法が一般的です。 HERMANN OAK ハーマンオークレザー 上質の植物タンニンで鞣されアメリカでウエスタンサドル等の製作に使用されるサドルレザーです。染付けがよくカービングやバスケット刻印などにも適しています。 また革は固めの仕上がりですので箱物などにも適しています。又薄く漉き加工した場合でも十分なコシがあります。使い込むほどに飴色に変わる味わい深い一枚です。 PROCESSING Dyed 染め ”染料仕上げ”を行っております。牛が生前についた傷や血筋、シワなどが比較的残りやすい傾向にありますが、エイジングを起こしやすく、時とともに美しい風合いへと変化します。 CAVED SEAL 刻印 一点一点丁寧に手作業で刻印しています。柄の表情に加え、凹凸が生まれ、立体感のある仕上がりになります。 BRANDING 焼印 機械を使用した焼印です。熱を加えることにより柄を表現しています。革の部位、加熱具合により一点一点違った表情に仕上がりますが、焼きならではの雰囲気をお楽しみいただけます。 WASH 洗い さまざまな洗いをかけることで同じ革でもまったく違う表情になります。革の脂分を適度に落とし、シワを残すことにより、様々な表情や質感をつくりだしています。 ウォッシュ独特の柔らかな風合いは女性にもオススメです。 ANTIQUE アンティーク 染色段階や仕上げのクリーム塗布時にあえて色ムラを付け、ヴィンテージレザーのような風合いをもたせ、シュリンク加工で“古さ”を表現しています。 更に、手作業で色むらを付け加えることにより、新しいながら深みのある表情のが感じられます。
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